根管治療中の食事で注意すべきこと!避けたい食べ物や食事のポイントも
こんにちは。東京都港区「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩1分にある歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」です。

根管治療は虫歯などで歯の神経に炎症が起きた際に行う処置ですが、治療中の生活に不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、治療期間の食事について「何を食べたらいいのか」「避けるべきものはあるのか」と疑問を抱くことも多いでしょう。根管治療中は治療部位への刺激や感染のリスクを抑えるため、普段以上に注意が必要になります。
この記事では、根管治療後の食事のタイミングや治療中に避けたい食品、治療中の食事のポイント、痛みがあるときの対処法についてわかりやすく解説します。
根管治療とは

根管治療は、虫歯が歯の内部の神経まで達したときに行われる歯科治療です。根管とは歯の中にある神経や血管が通る管のことで、細く複雑な形をしています。重度の虫歯などでこの部分が感染すると激しい痛みや腫れが生じ、放置すると歯を失うこともあります。
根管治療の流れとしては、まず根管内の感染した歯髄や組織を取り除き、内部を洗浄・消毒します。その後、根管内を根管充填材で封鎖し、必要に応じて詰め物や被せ物などで歯を修復します。
治療に必要な通院回数は、根管の状態や感染の程度などによって異なります。治療中は仮詰めの状態になることもあるため、治療している歯に強い力をかけないよう注意することが大切です。
根管治療後はいつから食事できる?

根管治療後は麻酔の影響が残っているため、すぐに食事をするのは避けたほうがよいでしょう。麻酔が効いている間に食べると舌や頬の内側を噛んでしまう可能性があり、思わぬケガにつながることもあります。
個人差はありますが、麻酔の作用は2~4時間ほど続くことがあるため、その間はなるべく飲食を控えるようにしてください。麻酔が切れて感覚が戻ったのを確認してから、やわらかいものなど負担の少ない食べ物から少しずつ食べ始めるとよいでしょう。
根管治療中に控えたほうがよい食べ物

根管治療中は歯がデリケートな状態になっており、口にする食べ物の種類や硬さによっては痛みや違和感を引き起こすことがあります。ここでは、治療期間中に控えたほうがよい食べ物について解説します。
硬い食べ物
根管治療中は歯を削っていたり、仮詰めの状態になっていたりすることもあります。その状態で硬いものを噛むと、強い力がかかってトラブルの原因となることがあるため注意が必要です。
代表的な硬い食べ物としては、せんべい、ナッツ類、フランスパン、硬めの肉などが挙げられます。これらは治療が完了するまでは避けるか、どうしても食べたい場合は小さく切ったり柔らかく調理したりするなど、歯に負担がかからないよう工夫することが大切です。
粘着性の高い食べ物
キャラメルやお餅、ガムなどの粘着性が高い食品は治療中の歯に強い力を加える原因になります。これらは噛んだときに歯にくっつきやすく、仮蓋や仮歯を引っ張って外してしまうことがあります。
また、取れたときに気づかずそのままの状態で食事を続けると、治療した部分に細菌が入り込むリスクもあります。そのため、治療が完了するまでは粘り気のある食べ物は控えるようにしましょう。
極端に熱い・冷たい食べ物
根管治療中は、歯が温度の変化に敏感になっていることがあります。たとえば、熱いスープや冷たいアイスクリームを食べると治療中の歯に刺激が加わり、痛みを感じることがあります。
これは治療の刺激で歯の周囲が一時的にデリケートになっているためで、治療が進むにつれて自然と治まることが多いです。根管治療が落ち着くまでは常温に近い食べ物や飲み物を選び、極端な温度のものは避けるようにしましょう。
根管治療中に食事をするときのポイント

治療期間中のトラブルを防ぐためにも、食事の内容や食べ方に気を付ける必要があります。以下に、食事をするときのポイントを詳しく解説します。
柔らかい食べ物を選ぶ
治療中の歯はデリケートな状態にあるため、硬い食べ物を避け、できるだけ柔らかい食べ物を選ぶことが大切です。おかゆ、スープ、ヨーグルト、煮込み料理、茶碗蒸しなど、あまり噛む力を必要としないメニューを意識して取り入れましょう。
野菜も煮込んで柔らかくすることで食べやすくなり、必要な栄養を無理なく補いやすくなります。柔らかい食材を選ぶことで、治療中の歯や周囲の組織に負担がかかりにくくなり、食事中の違和感やトラブルも防ぎやすくなります。
食べ物を小さく切る
食材を小さめにカットしておくことで、咀嚼時の負担を減らしやすくなります。大きな食べ物をそのまま噛むと、無意識のうちに歯に力が加わる可能性があるため注意しましょう。
ひと口サイズに切ったり細かくほぐしたりすることで、咀嚼の負担を分散しやすくなります。野菜や果物、肉類なども事前に食べやすい大きさにしておくとよいでしょう。こうした工夫によって、痛みや違和感を避けながら栄養を補うことにもつながります。
治療部位を避けて噛む
治療中の歯に負担をかけないようにするためには、食べ物を反対側の歯で噛むことも大切です。食事中は無意識に患部を使ってしまうことがあるため、最初はゆっくり咀嚼する意識を持ちましょう。
普段治療した側で噛むことが多い方は、治療が終わるまでは意識して反対側で噛むようにしてください。噛む位置を意識すれば、治療中の歯を守りながら食事をとることができ、トラブルの予防にもつながります。
食後は口腔ケアを行う
治療中は、食後の口腔ケアをいつも以上に丁寧に行うことが大切です。食べかすが蓄積されると細菌が増殖しやすくなり、根管内の再感染のリスクが高まります。特に、仮詰めをしている場合は隙間から細菌が入り込むこともあるため注意が必要です。
食後はなるべく早く、丁寧に歯磨きを行うようにしましょう。歯ブラシはやわらかめのものを使用し、患部を刺激しないようやさしく磨いてください。歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間の汚れを取り除くことで、お口の中を清潔に保ちやすくなります。
根管治療中に痛みがあるときの対処法

ここでは、根管治療中に痛みが生じた場合の対処法について詳しく解説します。
鎮痛剤を服用する
根管治療中の痛みが強いときは、市販の鎮痛剤を服用することで症状を和らげられる場合があります。歯科医師から処方された薬がある場合は指示された用法・用量を守って服用してください。
痛みが長時間続いたり薬を飲んでも治らなかったりする場合は自己判断で対処せず、早めに歯科医院を受診しましょう。
患部を冷やす
根管治療中の痛みは、患部を冷やすことで一時的に和らげられる場合があります。タオルで包んだ保冷剤などを頬の外側から当てることで、血管が収縮し、炎症による腫れや痛みの軽減に役立ちます。
ただし、冷やしすぎるとかえって血流が悪くなることもあるため、10~15分ほどを目安に休憩をはさみながら行うとよいでしょう。
歯科医院を受診する
根管治療中の痛みが強くなったり、数日経っても改善しなかったりする場合は、早めに歯科医師の診察を受けることが大切です。再感染や仮蓋の不良、噛み合わせのズレが生じている可能性があり、自己判断で放置すると症状が悪化するかもしれません。
受診の際は痛みのタイミングや強さ、いつから続いているかなどを歯科医師に伝えるとよいでしょう。悪化を防ぐためにも、違和感があるときは我慢せず早めに相談してください。
まとめ

根管治療は感染した歯を残すために行われる治療ですが、治療中の歯は一時的に敏感な状態になることがあります。そのため、スムーズに治療を進めるためには食事の内容や食べ方に注意が必要です。
硬いものや粘着性のある食品、極端に熱いものや冷たいものは避け、柔らかい食事を心がけることで歯への負担を軽減しやすくなります。また、感染予防のためには食後の丁寧な口腔ケアも欠かせません。
治療中に痛みが出たときは、鎮痛剤を使ったり頬の外側から冷やしたりして和らげるのも一つの方法です。治療中の痛みや違和感が続く場合は、トラブルの悪化を防ぐためにも、早めに歯科医院を受診しましょう。
根管治療を検討されている方は、東京都港区「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩1分にある歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、妥協なき歯科医療を目指して幅広い治療に対応しています。虫歯・歯周病治療や精密根管治療、生体親和性、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。
ホームページはこちら、WEB診療予約も受け付けておりますのでぜひご覧ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

■この記事の監修者
戸澤 有理恵
経歴
- 2012年 昭和大学歯学部 卒業
- 2013年 昭和大学歯科病院臨床研修医 修了
- 2016年 昭和大学大学院歯学研究科 補綴歯科学専攻 博士課程 修了
- 昭和大学歯学部歯科補綴学講座 兼任講師
所属学会・認定医
- 日本補綴歯科学会 専門医
- 日本口腔インプラント学会
- 日本アンチエイジング歯科学会