ホワイトニングでしみるのはどうして?原因と対処法を解説
こんにちは。東京都港区「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩1分にある歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」です。

ホワイトニングは、歯を削ることなく本来の歯の色を明るくできる方法として、多くの方に利用されています。
ただし、施術中や施術後に歯がしみることがあります。「しみた場合はどう対処すればよいのか」と不安を感じる方もいるでしょう。
ホワイトニングによるしみる症状は一時的なケースが多いものの、知覚過敏や虫歯、歯周病などが関係している場合もあります。こうした症状に適切に対応するためにも、歯がしみる理由や対処方法を事前に知っておくことが大切です。
この記事では、ホワイトニングで歯がしみる原因をはじめ、症状が出た際の対処法や予防するためのポイントについて解説します。
ホワイトニングとは

ホワイトニングとは、専用の薬剤を歯に作用させ、歯そのものの色を明るくする方法です。歯の表面を削って白くするのではなく、薬剤の働きによって歯の内部にある着色物質を分解し、歯を明るく見せます。
コーヒーやお茶などによって歯の表面についた着色汚れを落とすクリーニングとは目的が異なります。クリーニングは歯の表面の汚れを取り除き、本来の歯の色に近づける処置です。
それに対してホワイトニングは、歯そのものの色を明るくすることを目的としています。
ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがあります。また、この2つを組み合わせて行う方法もあります。
ただし、すべての歯を同じように白くできるわけではありません。歯の変色の原因や口の中の状態によっては、ホワイトニング以外の方法を検討する場合があります。そのため、施術を始める前に歯科医院で歯や歯ぐきの状態を確認することが大切です。
ホワイトニングで歯がしみるのはなぜ?

ホワイトニングでは、使用する薬剤の刺激によって、一時的に歯がしみることがあります。また、もともとの歯や歯ぐきの状態が関係している場合もあります。ここでは、ホワイトニングをしたときに歯がしみる主な原因について解説します。
知覚過敏があるため
もともと知覚過敏がある方は、ホワイトニングによって歯がしみることがあります。知覚過敏とは、冷たい飲み物や歯ブラシ、風などが歯に触れたときに、一時的な痛みを感じる症状です。
歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、その内側には象牙質と呼ばれる組織があります。歯ぐきが下がったり、歯の表面がすり減ったりして象牙質が露出すると、外からの刺激が歯の神経へ伝わりやすくなります。
ホワイトニングでは薬剤の成分が歯の内部に浸透して作用するため、その刺激によって施術中や施術後に一時的にしみることがあるのです。
そのため、もともと知覚過敏がある場合は、施術前に歯科医師へ伝えておくことが大切です。
虫歯や歯周病になっているため
虫歯や歯周病があると、ホワイトニングの際に歯がしみる原因になることがあります。
虫歯によって歯の表面に穴が開いたり、エナメル質の内側にある象牙質まで進行したりすると、外からの刺激が歯の内部へ伝わりやすくなります。そのため、ホワイトニングの薬剤が刺激となり、しみたり痛みを感じたりする可能性があるのです。
また、歯周病が進行すると、歯を支える骨が減り、歯ぐきが下がることがあります。すると、それまで歯ぐきに覆われていた歯の根元が露出し、刺激に敏感になる場合があります。歯の根元は、歯冠部のように厚いエナメル質で覆われていないため、刺激が伝わりやすい部分です。
そのため、施術前に虫歯や歯周病の有無を確認することが大切です。
歯にひび割れがあるため
歯にひびが入っていると、その深さによってはホワイトニングの際にしみたり、痛みを感じたりすることがあります。
歯の表面はエナメル質という硬い組織で覆われています。その内側には象牙質があり、さらに奥には神経や血管が通っています。ひびが象牙質まで達しているなど、歯の内部に刺激が伝わりやすい状態では、冷たいものを口にしたときや噛んだときに痛みを感じることがあるのです。
歯の根元が露出しているため
歯ぐきが下がって歯の根元が見えていると、ホワイトニングの際にしみることがあります。通常、口の中に見えている歯の表面は、硬いエナメル質で覆われています。
一方、もともと歯ぐきに覆われている歯の根の部分は、歯冠のようにエナメル質で覆われていません。歯ぐきが下がって象牙質が露出すると、冷たいものや歯ブラシなどの刺激が歯の神経へ伝わりやすくなり、知覚過敏が起こることがあるのです。
歯ぐきが下がる原因には、加齢や歯周病、力を入れすぎた歯磨きなどがあります。歯の根元が見えている方や、ふだんから冷たいもので歯がしみる方は、施術前に歯科医師に伝えましょう。
ホワイトニングでしみたときの対処法

ホワイトニングによる歯のしみに悩まされても、適切に対処すれば症状を和らげることが可能です。ここでは、主な対処法をご紹介します。
知覚過敏用の歯磨き粉を使用する
ホワイトニング後に歯がしみる場合は、知覚過敏用の歯磨き粉を使用する方法があります。
知覚過敏用の歯磨き粉には、歯の神経に刺激が伝わるのを抑える成分や、象牙質にある象牙細管という細い管をふさぎ、刺激を伝わりにくくする成分が配合されたものがあります。冷たいものなどの刺激が歯の内部へ伝わりにくくなることで、しみる症状の軽減が期待できます。
冷たいもの・熱いものを控える
ホワイトニング後に歯がしみている間は、冷たいものや熱いものをできるだけ控えましょう。
ホワイトニング後の歯は、一時的に刺激に敏感になることがあります。その状態でアイスクリームや氷を入れた飲み物、熱いスープなどを口にすると、急な温度変化が刺激となり、しみる場合があります。
症状がある間は、極端に冷たいものや熱いものを避け、常温に近い飲み物や食べ物を選ぶと刺激を抑えられます。
歯科医院で相談する
ホワイトニング後のしみる症状が強い場合や、なかなか治まらない場合は、施術を受けた歯科医院へ相談しましょう。
ホワイトニングによって一時的に歯がしみることはありますが、痛みの原因が必ずしもホワイトニングとは限りません。虫歯や歯のひび、歯の根元の露出などが原因となっている可能性もあります。
歯科医院では、どの歯がどのような刺激で痛むのかを確認し、口の中を診察して原因を調べます。そのうえで、必要に応じて知覚過敏を抑える処置を行ったり、ホワイトニングを続けるかどうかを検討したりします。
しみる症状を予防するためのポイント

ホワイトニングによるしみる症状を完全に防げるとは限りませんが、施術前に歯や歯ぐきの状態を確認し、口の中の環境を整えておくことは大切です。ここでは、しみるのを防ぐために意識したいポイントを解説します。
事前に虫歯や歯周病を治療する
ホワイトニングを受ける前には、虫歯や歯周病がないか歯科医院で確認してもらいましょう。
虫歯によって歯に穴が開いていたり、象牙質まで進行していたりすると、外からの刺激が歯の内部へ伝わりやすくなります。また、歯周病が進んで歯ぐきが下がると、歯の根元が露出して刺激を感じやすくなる場合があります。
虫歯や歯周病が見つかった場合は、歯の状態によって、ホワイトニングより先に治療が必要になることがあります。しみる症状のリスクをできるだけ抑えるためにも、施術前に歯科医師の診察を受け、口の中の状態を確認しておくことが大切です。
歯に負担をかける習慣を見直す
歯ぎしりや食いしばり、力を入れすぎた歯磨きなど、歯に負担をかける習慣がないか見直すことも大切です。
歯ぎしりや食いしばりによって歯に強い力が繰り返しかかると、歯がすり減ったり、ひびが入ったりすることがあります。また、歯ブラシを強く押し当てて磨き続けると、歯ぐきが下がったり、歯の根元がすり減ったりすることがあります。
歯磨きは力を入れすぎず、歯や歯ぐきを傷つけないように行いましょう。歯ぎしりや食いしばりが気になる場合は歯科医院で相談し、必要に応じてマウスピースの使用を検討します。
口腔ケアをしっかり行う
ホワイトニングでしみるのを防ぐには、日頃から丁寧な口腔ケアを行い、虫歯や歯周病を予防することが大切です。
歯に付着する歯垢(プラーク)は、虫歯や歯周病の原因になります。虫歯が進んだり、歯周病によって歯ぐきが下がって歯の根元が露出したりすると、刺激を感じやすくなる場合があります。
歯ブラシだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使い、歯と歯の間も清掃しましょう。また、定期的に歯科医院で口の中を確認してもらうことで、虫歯や歯周病の早期発見にもつながります。
歯科医師と相談しながら施術を進める
しみる症状が心配な場合は、歯科医師と相談しながら施術を進めることが大切です。
歯のしみやすさや口の中の状態には個人差があります。ふだんから冷たいものがしみる方や、過去のホワイトニングで痛みを感じたことがある方は、施術を始める前に歯科医師に伝えましょう。
歯科医院では、虫歯や歯周病、歯のひび、歯の根元の露出などがないかを確認します。そのうえで、使用する薬剤やホワイトニングの進め方を検討し、必要に応じて知覚過敏への対応を行います。
ホワイトニング中に強くしみたり、施術後も痛みが続いたりする場合も、無理に続けず歯科医師に相談しましょう。歯の状態を確認しながら進めることが、負担を抑えるためのポイントです。
まとめ

ホワイトニングでは、薬剤の作用によって施術中や施術後に一時的に歯がしみることがあります。また、もともとの知覚過敏や虫歯、歯周病、歯のひび、歯の根元の露出などが、しみる症状に関係している場合もあります。
歯がしみたときは、冷たいものや熱いものを避けたり、知覚過敏用の歯磨き粉を使用したりして、歯への刺激を抑えましょう。強い痛みがあるときや症状が長引くときは、歯科医院で確認してもらうことが大切です。
また、施術前には歯科医院で虫歯や歯周病がないか確認してもらい、必要な治療を受けることが大切です。加えて、日頃から丁寧な口腔ケアを続け、歯ぎしりや力を入れすぎた歯磨きなど、歯に負担をかける習慣にも注意しましょう。
ホワイトニングを検討されている方は、東京都港区「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩1分にある歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、妥協なき歯科医療を目指して幅広い治療に対応しています。虫歯・歯周病治療や精密根管治療、生体親和性、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。
ホームページはこちら、WEB診療予約も受け付けておりますのでぜひご覧ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

■この記事の監修者
戸澤 有理恵
経歴
- 2012年 昭和大学歯学部 卒業
- 2013年 昭和大学歯科病院臨床研修医 修了
- 2016年 昭和大学大学院歯学研究科 補綴歯科学専攻 博士課程 修了
- 昭和大学歯学部歯科補綴学講座 兼任講師
所属学会・認定医
- 日本補綴歯科学会 専門医
- 日本口腔インプラント学会
- 日本アンチエイジング歯科学会