審美歯科治療の費用相場は?保険の対象になるかも解説
こんにちは。東京都港区「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩1分にある歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」です。

白く美しい歯並びは、第一印象を大きく左右します。歯の見た目にこだわる人が増えているなかで、審美歯科という言葉を耳にする機会も多くなってきました。
しかし、審美歯科治療にはさまざまな種類があり、費用はどれくらいかかるのか、保険は適用されるのかといった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、審美歯科治療の費用相場や保険が適用されるケース、審美歯科で歯を美しくするメリットなどについて、わかりやすく解説します。審美歯科を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
審美歯科とは

審美歯科とは、虫歯や歯周病などの機能的な問題を解決するだけでなく、歯の見た目や口元の美しさに重点を置いた治療を提供する分野です。一般歯科が健康回復を目指すのに対し、審美歯科は健康回復に加え、患者さまの美的なニーズに応えることを目的としています。
審美歯科の治療には、セラミック治療やホワイトニング、ラミネートベニア、歯列矯正などがあります。これらの治療は、歯の形、色、配置を改善し、自然で美しい口元を作り出すことを目指します。
近年では、SNSなどの影響もあり、若年層から中高年まで幅広い年齢層で審美歯科への関心が高まっています。自信を持って笑えるようになりたい、仕事や人間関係での印象を良くしたいという目的で、治療を受ける人が増加しています。
審美歯科治療に保険は適用される?

審美歯科治療は、多くの場合見た目を重視する目的で行われるため、基本的には保険の適用対象外です。保険が適用されるのは、病気の治療や機能の回復を目的とした医療行為に限定されており、審美性のみを目的とした治療は自由診療として分類されます。
しかし、治療の目的や説明に応じて、保険が適用されるケースも存在します。例えば、機能回復を目的とする矯正治療が挙げられます。顎変形症の手術前後の矯正治療や、唇顎口蓋裂に起因する咬合異常に対する矯正治療であれば、保険が適用される可能性があります。
審美歯科治療の費用

ここでは、審美歯科治療の代表的な治療内容と、費用の目安について解説します。
ホワイトニング
ホワイトニングは、歯の表面や内部の着色汚れを専用の薬剤で分解し、白くする治療です。歯科医院で施術を行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがあります。両者を組み合わせたデュアルホワイトニングを提供する歯科医院もあります。
費用の相場は、オフィスホワイトニングが1回あたり1万5,000円~5万円、ホームホワイトニングが2万円~4万円程度です。デュアルホワイトニングは、8万円~10万円程度とやや高額になります。
種類ごとに即効性や効果の持続性に違いがあります。しっかりと説明を受けて、ご自身に合うホワイトニング方法を検討しましょう。
セラミッククラウン・インレー
虫歯治療などで被せ物や詰め物をするとき、見た目の美しさも重視したいという方には、セラミック素材の被せ物や詰め物が人気です。セラミックは天然歯に近い色合いと透明感があり、変色しにくいのが特徴です。
特に、前歯の治療では、セラミックの被せ物が選ばれることが多いです。被せ物の費用の相場は、1本あたり8万円〜15万円程度です。詰め物の場合、費用は5万円〜8万円程度が相場でしょう。
見た目の美しさだけでなく耐久性も兼ね備えており、長期間使用できる点が魅力です。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削ってセラミックのシェルを貼り付ける治療法です。主に、前歯の色や形を整える目的で使用されます。軽度のすきっ歯や歯の変色、短い歯の長さ調整などにも効果的です。歯を削る量が少なく、神経を抜かずに済むケースもあるため、身体への負担が少ない点も特徴です。
ラミネートベニアの費用は、1本あたり5万円〜18万円程度です。使用する素材によって大きく変動するので、素材ごとの特徴なども確認しながら選択しましょう。
歯列矯正
歯並びや噛み合わせを整える治療です。審美歯科では、透明なマウスピースを使用するマウスピース矯正が主流です。ワイヤー矯正の場合でも、歯の裏側に装置を装着する裏側矯正や、目立ちにくいプラスチックやセラミックなどの装置を使用する方法も人気です。
費用相場は部分矯正で30万~60万円、全体矯正になると80万~120万円ほどが目安になります。
歯肉形成
歯肉形成は、歯ぐきのラインを整えることで、見た目の美しさを改善する治療法です。歯茎は、加齢などの影響で退縮していくことがあります。歯が長く見えるなど、見た目に影響を及ぼすだけでなく、歯を支える力が弱まる可能性があります。
また、笑った時に過剰に歯茎が見えるガミースマイルの改善のために実施することもあります。
施術方法や施術範囲などによって費用が異なりますが、約3万~15万円程度が相場でしょう。広範囲に及ぶ場合は、10万~20万円程度かかることもあります。
審美歯科治療の費用負担を抑えるためには

費用相場は歯科治療の種類によって異なりますが、審美的な治療は保険が適用されないケースがほとんどであるため、費用が高額になる傾向にあります。
しかし、治療の費用を抑える方法はあります。以下に、審美歯科治療の費用を抑えるためにできることを解説します。少しでも金銭的な負担を減らしながら、ご自身の理想の口元を目指していきましょう。
クリニック選びを慎重に行う
歯科医師の技術力やクリニックの方針によっても、費用や治療の質には差があります。一見安く見えても、使用する素材や治療の内容が限定的だったり、カウンセリング費用が別途必要だったりするケースもあります。
事前にしっかりと情報を収集し、費用の内訳や総額、追加費用の有無についても確認してから選ぶようにしましょう。
治療方法を検討する
歯全体のホワイトニングは高額に感じるかもしれませんが、前歯だけなど部分的なホワイトニングを選択すれば、費用を抑えることが可能です。また、歯を白くしたいという方は、ホワイトニングではなく、クリーニングで十分な効果を感じられるケースもあるでしょう。
クリーニングには、歯自体を漂白する効果はありませんが、歯の表面に付着した汚れを徹底的に除去することが可能です。歯は日々の習慣や飲食物の影響で少しずつ黄ばんでいきます。表面に付着した着色汚れを除去するだけでも、白くなったと感じられる方も少なくありません。
医療費控除を活用する
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超える場合に、確定申告することで受けられる所得控除のことです。審美歯科治療でも、治療が機能回復のために必要と認められる場合、医療費控除の対象になることがあります。
例えば、歯並びを整えるための矯正治療が噛み合わせの改善を目的としている場合や、噛む機能を回復させるために必要な治療であると判断されれば、控除の対象となります。通院の際に利用した公共交通機関の利用料なども含まれるため、全ての医療費を記録しておくことが大切です。
まとめ

審美歯科治療の費用は、治療内容によって大きく異なります。基本的には保険が適用されない自由診療のため、歯科医院によっても変動します。
施術を受ける歯科医院を慎重に選択したり、治療法を検討したり、医療費控除を活用したりすれば、費用の負担を抑えることができるでしょう。ご自身の希望と予算、治療の特徴などを考慮しながら、施術を決定すると良いでしょう。
「費用に不安がある」「どの方法がいいか分からない」とお悩みの方は、一度歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。
審美歯科を検討されている方は、東京都港区「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩1分にある歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、妥協なき歯科医療を目指して幅広い治療に対応しています。虫歯・歯周病治療や精密根管治療、生体親和性、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。
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